こどもたちで納豆をつくりました 990320
...そして、納豆春巻きにしてたべました。
我が家小学校4年生の長男と友達4にんで納豆づくりと、納豆料理に取り組みました。
まず大豆を水に浸します。
一晩浸しましたが、大豆ははちきれそうに膨れました。
大豆は400グラム用意しました。
大豆を蒸します。圧力釜を使えば1時間くらいで蒸しあがります。
納豆の製造会社の研究員の方にたずねましたが、茹でるよりも蒸す、ただ蒸すよりも圧力釜で蒸す方が、粘りの強い納豆になるとの事でした。
上の写真では良く見えませんが、ざる状の器に大豆が入っていて、鍋の底に入れた水からざる状の器は少し離れています。
稲藁を煮て雑菌を消毒します。納豆菌は熱に強く、100度Cでも死にません。
2〜3分茹でれば良いと思います。
稲藁は長さ10cmくらいに切って、50本くらい用意しました。
蒸しあがった大豆に稲藁を混ぜます。
容器はタッパーを使いました。
納豆菌は42度C程度でもっとも活発に活動するそうです。
しかし、私の作り方では温度が段々下がってくるので始めは50度くらいが良いようです。
納豆菌は30分に1度分裂するそうです。
大きな発泡スチロールの箱にお湯を入れたペットボトルを納め保温します。
(アウトドア用のクーラーボックスなどでも良いと思います。)
お湯入りペットボトルの代わりに、使い捨てカイロを試した事がありますが、うまくいきませんでした。
それは納豆の発酵に酸素が必要なのですが、使い捨てカイロも酸素を消費するためです。
発泡スチロールボックス内の酸素をあっという間に消費してカイロの発熱は中途でとまり、酸素がないので納豆の発酵も進んでいませんでした。
発酵の段階で重要なのは、次の3点です。
1. 温度
2. 酸素
3. 湿度
今回はペットボトルのお湯を2回交換し温度を保ちましたました。
タッパーはふたをしないで大豆に酸素が充分接するようにしました。
湿度が低いと大豆に表面が乾いてしまいます。蒸した大豆はあまり水切りに気を使わないでビショビショなままタッパーに納めました。
下の写真で判るでしょうか?すでに大豆は納豆化しています。
白く見えるところは大豆の表面に霜が降りたようになっています。
さて、これから納豆春巻きをつくります。
具は、納豆・ながねぎ・はるさめ・にんじん・しいたけ・たけのこ。
はるさめはお湯で戻しておきます。
納豆以外の具を適当な大きさに刻んで炒めます。
しょうゆとごま油を少々を加え軽く下味をつけます。
納豆と炒めた材料をボールに移し混ぜ合わせます。
市販のはるまきの皮に具を載せて細く巻きます。
はるまきの皮の端を水で溶いた小麦粉で留めます。
鍋の油を180度Cにしてきつね色になるまで揚げます。
タレは酢醤油にからしを溶いたものがグッド。
ああ、美味しかった